PXEブート最小セット:これだけ押さえる
・対象: キッティング担当・インフラ初学者(PXEで最小ブートだけしたい人)・タグ: pxe, boot, infra
この記事はこういう人におすすめ: (for) この記事で得られること: (benefits)
- DHCP=IP/ブート先通知、TFTP=ブートローダ配布、NFS=ルート fs 共有(環境により HTTP/Samba 可)。
最小セットアップ
- DHCP で
next-serverとfilenameを配布(例:pxelinux.0)。 - TFTP にブートローダと設定(
pxelinux.cfg/default)を置く。必要に応じて NFS/HTTP でカーネル/イメージ提供。
つまずきポイント
- UDP/67,69, TCP/2049 等の開放、L2 セグメント越えのブロードキャスト制約に注意。
「PXE ブートの最小セットアップだけ知りたい…」「DHCP や TFTP の役割が混乱する」そんな悩みはありませんか? この記事では、PXE ブートの最小セットアップと、よくある落とし穴・対策を短時間で解説します。 まずは関連ツール「PXE チェッカー」で自分の環境を確認してみましょう。
1. 基本の構造(定義と役割)
PXE ブートは、ネットワーク経由で OS を起動する仕組みです。 DHCP は IP とブート先通知、TFTP はブートローダ配布、NFS はルート fs 共有(環境により HTTP/Samba も可)です。
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| DHCP | IP/ブート先通知 |
| TFTP | ブートローダ配布 |
| NFS | ルート fs 共有 |
2. 実例(最小セットアップ手順)
- DHCP で
next-serverとfilenameを配布(例:pxelinux.0) - TFTP にブートローダと設定(
pxelinux.cfg/default)を置く - 必要に応じて NFS/HTTP でカーネル/イメージ提供
3. 落とし穴(❌ 失敗 →✅ 対策)
- ❌ UDP/67,69, TCP/2049 などのポート開放を忘れる
- ✅ 必要なポートは必ず開放しましょう
- ❌ L2 セグメント越えのブロードキャスト制約を見落とす
- ✅ ネットワーク構成を事前に確認しましょう
4. クイズ
- PXE ブートで DHCP の役割は?
- TFTP で配布する主なファイルは?
- NFS の代替として使えるものは?
答え
- IP とブート先通知
- ブートローダと設定ファイル
- HTTP や Samba
5. まとめ
- PXE ブートはネットワーク経由で OS を起動できます
- DHCP/TFTP/NFS の役割を理解しましょう
- ポート開放やネットワーク制約に注意しましょう
- 関連ツール「PXE チェッカー」も活用してください
まずは「PXE チェッカー」で自分の環境を確認してみましょう。